- Monday, August 03, 2009 - 04:21 PM

実はマルちゃん、結構な病弱だ。
まだ1.8歳といったところなのに、既にして結構な治療や投薬を経験している。
去年の初夏、キーやんが来たばかりの頃には、風邪をひいて熱を出したために点滴治療を受けているし、キーやんと激しく遊びすぎたために目を傷つけて、病院へ行ったこともある。
そして、今度はFUS(猫泌尿器症候群)の疑いで病院へ行った。
数日間、やや頻尿気味で排尿量が少なかったマルちゃん。
ちるもこの病気をやっているため、あまりに気になるので病院へ来週の予約を入れたところ、「閉院まで時間が少しあるから、すぐに連れてきなさい」と言われた。
確かに、本当にFUSだったら、1日でも早い診察が必要になる。
しかし、その日は土曜日で閉院まで時間がなかったこともあり、週明け一番の予約をしようと思っての電話だった。
諸症状を聞いた窓口のスタッフが機転を利かせてくれて、当日の予約を入れてくれたのだ。
この病院は本当に、臨機応変な対応が見事だ。
本当はその時、出掛ける直前だったのだが、緊急ということでわたしたちも予定を変更させてもらった。
ドクターがマルちゃんだけを預かって触診中、わたしたちは別のスタッフにインタビューされ、質問に答えた。
結果、危険な状態ではないだろうとの診断だったが、念のためにレントゲンと血液検査をすすめられたので、一も二もなくお願いした。
本来なら、FUSは太り気味の雄猫に多い病気だ。
実際、ちるもこの病気に罹患した時には、やや太っていたので、食餌治療で体重を落としつつ、腎臓の中にできていた結石を溶かした。
が、しかし、マルちゃんはスキニーという言葉がぴったりの、細くて小さな猫なので、ドクターもその点から、FUSの可能性は低いと考えたようだ。

10分で終わる、と言われた検査が数十分かかったのは、恐らく、素晴らしい脚力を持つマルちゃんが、検査のために押さえつけられたことに対し、激しく抵抗したせいだろう。
ああ、数日前にツメを切っておいてよかった…。
院内で大惨事が起きるところだった。ヤツの腕力はものすごいのだ。
レントゲンはデジタルなので、すぐに結果を見ることができた。
ドクターの説明によると、やはり結石は見られないとのこと。
確かに、それらしきものはない。
マルちゃんは非常に細いため、普通の猫に比べて腎臓も膀胱も小さいのだそうだ。
そのために、尿の回数が多いのではないかと言われた。
マルちゃんを上から見たことがある人ならわかると思うが、かれの腰は横幅15センチ弱しかない。
特に肥満してはいない、いわゆる普通体型のキーやんの同じ部位の幅でも、もっとある。
腎臓2つと膀胱はその細い腰に納まっているわけだから、確かに小さいかもしれない。
この後、血液検査の結果如何では、再検査ということになるのだろうが、取りあえず、現在のマルちゃんは「念のために」と処方された薬を飲んでいる。
この薬は、「飲ませる」のではなく、口の端っこからシリンジ(針のない注射器)で口腔内へ入れるのだが、どうやらとても苦いらしい。
そのせいか、口の中に無理矢理入れられた薬の不快感から、投薬された直後のマルちゃんはわたしの体を踏切台にして、ハロウィンの猫のように弓なりに跳び上がる。
ぼーっとしてると、踏み台にされた部分に怪我をしてしまうほど、すごい力だ。
薬のつらさはさほど長続きはしないようで、一瞬、激しく嫌がった後は、すぐに落ち着くが。
夏場は暑いせいで皮膚から水分が抜けてしまうことがあり、そのせいで尿が濃くなり易かったりもするようだ。
排尿量が少ないのはそのせいかもしれないと思うのだが、その状態は、ストラバイト結晶ができやすい、アルカリの尿を作ってしまう。
これはあまりよろしくないので、少しでも水分を摂らせるために、マルちゃんが大好きな牛乳でも買って来ようと思う(マルちゃんは乳糖が分解できる体質)。
いつもと変わりなく食べて飲んで、キーやんと遊んで暴れ回っているのを見ると、やや安心ではあるが、しばらく目が離せないことには変わりない。
雄猫の宿命のような病気とはいえ(個々の体質にもよる)、まだ2歳弱ということを考えると、この歳から食餌制限があるのは可哀想だ(FUSに罹患すると、基本的に生涯、処方食しか食べられない)。
病弱王子がそうならずに済むよう、ちるにお願いしておこう…。
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