- Tuesday, December 29, 2009 - 02:51 AM
そろそろ決めねばなるまい。
2009年のベストテンを。
今年はお誕生日ファンドのおかげで、たくさんの素晴らしい作品と出合わせていただきました。ご参加いただいた皆様、本当にどうもありがとうございます。
みなさまのご厚意によって出合わせていただいた作品は、全て余すことなく自分の血肉にしました。自信ありますよ。
来年の分も始めておりますので、良かったらまた、ご参加ください。
今年の分のお礼は、年内に届くはずです(もう届いてるところもあるようです)。
約束通り、かもしおろし最新作で、カードをお届けしまーーーす。
以下、ベストテンです。
今年発行分をメインに選びました。
10 乙嫁語り 1
何といっても、この、描き込みの鬼の「仕事」がすごい!!! 一切の手抜きなしの行き届いた作画には、もう一発でノックアウトです。素晴らしい!!!!!
ストーリーは牧歌的なイメージをまといながら、なかなかに一筋縄ではいかないものを感じさせる、タフなものだと思います。主人公・アミルのキャラ造形が秀逸でいい感じ。
9 深夜食堂 3〜4
ドラマになったりで一気に知名度が上がりましたが、わたしはドラマ版はどうでもいいです。やっぱり、ちょっとやさぐれ感というか、いい意味で汚れた空気感のある阿部さんの絵で、読みたい話です。
8 シュヴァリエ 8
掲載誌の事情で終わってはいるものの、この続きこそを、読みたくてしょうがないです。第二部を載せてくれる豪気な雑誌はないものなのでしょうか…。キリコ先生の作画が非常にノッていたところだったので、惜しいなんてもんじゃないです。キリコ先生の奥行きとメリハリの効いた絵で観るファンタジー絵巻、これは大変な魅力なのです。
7 海獣の子供 4
完結を目前にした、クライマックスの序章とでもいうべき巻。バラバラだった点と点、絡み合っていた線と線が、全てひとつの結末に向かって動く様は、非常にエキサイティングです。
五十嵐さんは、時間の経過や過去、異なる場所での物語を同時に見せるのがすごく上手いことに、気がついた巻です。
6 からん 2〜3
繊細な心理描写と人物像は、やはり、ちむらの匠の技。一見、地味に見えがちだけど、キャラの描き分けといい構成といい、非常に計算されてると思います。キャラの目の描き方まで、神経が行き届いてます。
5 百舌谷さん逆上する 3
この作品の面白さは、ホントに伝えにくいんですが…。間違いなく、篠房さんの代表作になると思います。
この巻では、ついに泣かされた…。
4 惑星のさみだれ 7〜8
相変わらず面白いねえ…。いいねえ…。
どの巻にも、忘れられない台詞と名シーンがあって、何度でも読み返してしまいます。ひねったキャラ造形で有名な水上さんだけど、それよりも演出が素晴らしいと思う。
3 イムリ 5〜6
面白い…。
三宅さんの絵にはクセがあるので、万人には薦め難いのですが、ストーリー重視の読み手には、たまらない作品です。
切なさ全開の心理描写と容赦のないドラマの綴織は、この先を期待せざるを得ない完成度です。
2 ヘルシング 10
読後に何も言葉が出なかった完結巻。
無駄を一切省いて落とし込んだ「コレ以外にはなかっただろう」という結末でした。9巻を読んでいた頃は、本当に(超巨大先生が予告していた巻数である)10巻で終わるのか? …とすら思いましたが、ちゃんと落ちましたね。
1 少女ファイト 5〜6
素晴らしい…。この作品に出会う機会を作ってくださったというだけで、ファンドを贈ってくれたみなさん全員をハグしたい、そんな気持ち。
今最も、続きが楽しみな作品です。ほんとうに本当に、面白い。
次点:庭先案内 5
ベスト10には入れなかったけど、でも、ますびちゃんの短編は本当にいいと思いますねー。この「庭先案内」シリーズは特に好きです。レギュラーキャラも変わらずに出てくれるのが嬉しい。
ますびちゃんの視点の豊かさと発送の柔軟さに、まいど感動します。
次点:戦国妖狐 3
ターニングポイントになった巻。今年になって1〜2をまとめ読みした後だったのですが、こちらは「さみだれ」と比べると、まだスタートアップという印象です。少しずつ明かされる設定やストーリーは、やっぱり水上さんならではですけどね。
完結作品ベスト3
G戦場ヘヴンズドア
ARMS
極東学園天国
日本橋ヨヲコ祭りになってますが、本当に面白いんだからしょうがない。
ヨヲコ先生に会えたのは、今年の大収穫でした…。
「映画と漫画の面白さを併せ持った作品を描く」と誰かが評していたけれど、心からそう思います。どの作品も、お見事です。
特に「G戦」は、絵のことで悩み、迷っていたわたしに、強い感動と、数々の金言をくれました。
悩んだり元気がなくなった時には、いつでも読み返します。
題材は「漫画を描くこと」ですが、漫画だけではなく、絵を描く人、そして、物語を作る人には、心に響く部分がある作品だと思います。永遠の名作です。
「極東」の方は、ヨヲコ先生のほとばしる熱情が、これでもかと詰まった佳作です。
人によっては、「極東」こそ名作だと言う人もいるくらい。
荒削りながら、「読み手にコレを伝えよう」とするその姿勢は今よりも激しくストレートで、その分、心をすごく揺さぶられます。
確かに今のほうが、伝達の方法が慎重で細やかですが、その繊細さの裏にある原点、それを感じ取ることができました。
面白かったです。
そして、「ARMS」。
もう少し早く読んでいたら、自分で選んだ「NYが舞台の漫画」に無理やり入れてしまってたかも(笑)
もう何度もほめたたえてますが、ストーリーと絵が同じ完成度を持って拮抗していて、大変に読み応えがあります。ストーリープランナーがついているとはいえ、風呂敷のたたみ方も見事だし、オチのつけ方も文句なしです。
「アリス」という、今や「やり尽くされた」とすら言える物語世界を題材にしているのに、これだけの特異な物語が作れることに、まずビックリです。
数々の突っ込みどころはあれど、読み終わるまでは気がつけないほど、入り込めるのはすごいことですね。
2009版に「月光」が入っていないのですが、今現在、わたし的にようやく面白くなりかかってるところで、ベスト10に入れるほどではないのですね。長編はいつもスロースターターなジュビロらしいなあ、なんて思ってます。もちろん、読み続けてますし、読み続けますよ。
以上です!
今年も今日から、ファンドを開始しました。
よろしかったら2010年の誕生日をぜひ、祝ってやってください!! もちろん、いつものお礼をさせていただきます!!!
どうぞよろしくお願いします!
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