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Jusque à la mort.

  • 投稿者: Bliss Appledore
  • Tuesday, January 12, 2010 - 04:02 PM

「貴様がレミー・ルボーか?」

「…俺、あんたに金借りてたっけ?」

「いいや」

「じゃ、俺がレミー・ルボーだ。」

金を借りてる相手だったら名乗らない予定ですた。

…ガンビットったら、ろくでなしなんだから♥

というわけで、現在、わたしは大絶賛ガンビット祭りです(上の台詞は、「ウルヴァリン」での、ローガンとレミーの会話)。

「俺がどんだけカードを持ってるか知りたいかぁ!」…とまあ、それとは関係なく、直立しています。

ついには「ウルヴァリン」のリリースに合わせて制作された(つまり、去年の初夏に出たばかり)、ガンビット版の「オリジンズ」の冒頭を試し読みしてしまい、大変に面白かったです。

それが本来の意味の「面白い」ではなくて、ギャグ寄りの感覚なのは惜しいですが。

だって、ある日出会った「路上で大男数人を刺殺する少女(アサシン一族の「お姫様」)」に8歳で一目惚れして、次のページでフランス人(もしくはフランス系移民)であるはずなのにフランス系には全く見えない養父と一緒に結婚式に出てゴールインしたら、教会に集まった親族は既にしてアメコミ的装いをしている異常な集団(まともなスーツを着ているのは養父のみ)で、その半分の「赤と黒と黄色」のアサシンにあるまじき色合いの全タイをまとった野郎どものリーダー(「お姫様」の兄、パンツが黒なのがリーダーの証)が、いきなり獣のような一打を入れて喧嘩を売って来ちゃって、最初は嫁を気遣って引っ込んでたけど、たった1コマでブチ切れて神父(もしくは牧師?)にトランプを預けて「決闘」に臨む…という香ばしい展開が、5ページにわたって展開されるんですよ?

その台詞がもうすごい。
斜めになってるところは「フランス語」です。

殴られるレミーがマジ痛そう。

花嫁兄「『盗賊ギルド』だと…俺は許さんぞ!

花嫁「ジュリアン、やめて!」

花嫁兄「ルボー、俺はてめえが気に入らねえ! おまえの一族もな!
この盗人が、俺が消えたら手のひら返すつもりなんだろ? それがコソ泥どものやり方だ、違うかよ? てめえは暗殺者と結婚できるようなタマじゃねえ!」

…はい?

「暗殺者と結婚できるようなタマじゃねえ!」

あのー、ここは教会ですよ?
っていうか、そこに居るの全部、神父(牧師?)以外は犯罪者の集団なのかよ。

ちなみに「この盗人が」の部分は、フランス語で「chien」になっているのですが、これは「犬」のことです。
しかも、英語で言うと「dog」という、まさにストレートに犬を意味する言葉です。

ここは流れ的に、英語で言うところの「糞野郎」「コソ泥」と言いたいのでしょうが、「chien」だけでは用をなさない気がします。

辞書の例文にあった「Fils de chien!」くらい言ってこそ、意味が通るのでは。

「fils de chien」は「son of a dog」のことです。
もうひとつ、「Nom d’un chien!」という言い方もあるようですが、どっちも「この野郎」という邦訳でよいようです。

わたしはフランス系移民と知り合いじゃないのでわからないのですが、「移民」としてアメリカに住んでいても、これだけ日常会話でフランス語がわんさと出てくるモノなのでしょうか?

まあ、わたしも日本語にすると長い単語や、日常語は英語で言ってしまうことがありますが(例:「預金する」=「デポジットする」)、それと似たようなモノ…のわけはないですね。

これだけ長い言葉なら、普通に日本語で言うと思います(笑)

っていうか、そこまでフランス語を織り込むのならいっそ、全部フランス語で話せばいいじゃんよ(横浜弁)。

日常会話で「Mais NON.(But, NO.)」とか言わねえだろ、普通。

もうね、愛する妹の結婚式に着てくる服がそれってもうおまえら異星人かよ、とか、盗賊ギルドやら暗殺者ギルドってアンタここはアメリカだよな、とか、そもそも新郎であるレミーの着てる服ってすごく変なデザインじゃね、とか、ベラドンナってフランス系の名前と違くね、とか、花婿衣装の下にトランプ(ご存知、ガンビットの爆殺アイテム)を隠し持っているあたりレミーは既にして「やる気まんまん」じゃね、とか……兎にも角にも、突っ込みどころは満載。

…なのですが、このあまりの香ばしい展開に触れたことでわたしの中の何かが発動してしまい、どうにも続きを読みたくてしょうがないです。

そんな「ネタ満載」の数ページに於いて、わたしの最大の突っ込みどころは「犬」ネタではありません。
レミーのルックスとして最大の特徴である、目のことです。

レミー・ルボーというキャラは、炎のように輝く赤い目をキモがった両親が捨てた(…その後、スリをやって生活していたものの、ジャン=リュック・ルボーにとっつかまって養子にされ、盗賊ギルドの花形として育つ)…という、これまた「ぇつ?」な過去を持っているわけなので(ミュータントキャラにはありがち)、何の抵抗もなくその目を晒して結婚式に臨む事自体が異常なのです。

実際に、世の中には白目にタトゥーをして色をつける「人体改造」に近い行為も存在するんですが、これをやった人の顔は、かなり怖いです。
レミーの実親の気持ちも、わからなくはない…と思ってしまうほどに。

見た目がそこまで「異常」なのですから、もっとこう、みんな、腫れ物に触る感じで扱ってもらえないですかね。

花嫁兄も、犬がうんぬんとかで罵るより、もっとこう、ストレートに「っていうか目がキモすぎだし」と言ってやる方が、レミーにはグサッと来る気がするんですが。
嫌味が得意なフランス人とは思えない浅はかさです。

元来のフランス人が保有するはずの「的確な嫌味を言う能力(=毒舌)」が、移民してアメリカナイズされてしまった結果、鈍くなったのでしょうか。

そんなふたりの「決闘」がどういう結末になるのか、それは非常に興味があります。

ああ、読みたい。
買ってもいい? お父さん? 3.99ドルだし??

そして、実はこの花嫁ベラドンナ、一般人のような顔をしているかの女も、ミュータントです。

このシリーズでの設定はどうなっているかわかりませんが(シリーズによってキャラ設定が変更されるのはよくあることです)、本来のマーベルキャラ設定では、両手からプラズマ・ブラストを出すことができます。ガリィのアレのようなものですね。

ちなみにわたしも実は、「米を食べ過ぎると体重計をエラいことにできる」「シチューをごはんにかけて食べることができる」「ビールを長時間にわたって大量摂取できる」…という特殊能力を保持するミュータントです。

絵を描く能力は、そんなに特別なものではなく、かなり一般的なので特殊能力にはカウントされないことになっています。

実は「Mael」ってのは、ミュータント名だったんですよ。これ、豆知識です。

当・無頼風呂は、レミー・ルボーことガンビットを、2D・3Dともに全力で応援しています。

 
※ただし、「チ◯毛頭」(Ultimate Gambit)は微妙に応援していません。あのデザインっていうか髪型は大嫌いです。

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