- Saturday, May 08, 2010 - 03:18 PM
ここを見ている人の99.999999999999%の人が興味を持たないであろうことは百どころか、千も万も承知だけど、わたし的には大事なの、っつーか面白いネタ。
というわけで、ドイツのオフィシャル分隊がスイスで行った、ロイの独占インタヴュー(元記事はこちら)、後編いきます。
「鼻歌レジェンド」の際に歌っていた歌がなんだったか、あの謎の苗字はどこから来たのか。
…など、これは確かに初耳だわ、というネタ満載です。カーン萌えなら知っておくべし。
わたしが読んだ上での「雰囲気訳」なので、意訳部分が結構あります(大意は間違ってない…はず(笑))。
ご高覧の際は、どうぞご了承ください。
インタヴュアーは女性なので、質問は女性言葉にしてあります。
では、以下、カーン萌え。
家族のこと
KG:あなたは息子が生まれる2週間前に、かれのために「Anthem」を書いたわよね。それから今まで、いくらか時間が過ぎたわけだけど…「お父さん」でいるのはどんな感じ?
RK:「地獄」だよ。
KG:(笑)
RK:いや、そうじゃなくって。父親っていうのはたくさんのエネルギーと時間がいるものでさ。
でも、とても楽しいことだよ。今じゃもう、息子がいないことなんか考えられない。素晴らしいね。
最悪なことといえば、眠りたい時に眠れないことかな。それがものすごく大変だね。息子は普通、朝の5時半近くには起きるから、家に居る時は一緒に起きなくちゃいけなくて。
でもそれもまた楽しいよ。慣れるものさ。
KG:父親でいることは、作曲に何か影響を与えてるのかしら?
RK:いや…「Anthem」には与えてない、って意味だよ。でも、そうじゃなくても、違うかな。
KG:あなたがツアーで離れている数週間は、どうやって対応してるの?
RK:さっきも言った通り、オフ日には家に帰るようにしてる。今はまだやってみて少ししか経ってないけど、慣れたよ。
それに、家族と一緒にいると、本当に休暇をとってるみたいなんだ。
ツアーしてる間はずっと、必要とするだけ長く眠ることができるけど、結局、基本的に夜は1時間半しか眠れなかったりする。
僕たちのためにいろんなことをしてくれる人たちがいるから、それがハードワークだとは言えないね。移動の全てっていうのは、それが何であろうとも雑用だから。
僕は声について本当に気をつけなくちゃならないから、僕はショウの後はあまり話さないようにしてるんだ。
まあ、みんなにはすごく、わかってもらいにくいんだけど。
例えば、ロンドンは本当にひどかった。長いこと会ってなかった人たちがたくさん現れて、かれらと話をしなくちゃいけなかったのに、同時に喉が休みたがっているのがわかってね。
僕の声をケアしつつ、僕たちが満足させなくちゃいけない人々を満足させるのは、常にバランスなんだ。誰もが思いをシェアしたいと感じているけれど、かれらには、僕が屋外でかれらとたったの2分が使えないことを、理解し難いんだよ。
もし、30人が居たとして、全員が2分ずつ欲しがったら、それは僕が屋外で1時間凍えなくちゃいけないってことなんだ。だから、ライヴが終わった直後は、話すべきじゃないんだ。
次のショウで確実に声を出す責任を持つことが、結局はいいことだと思ってるから。
はじまりのこと
KG:いつから歌い始めたの?
そして、歌のプロとしてやっていこうとを決めたのは、何がきっかけだったのかしら?
RK:えーと、僕はいつでもシャワーを浴びてる時に歌うのが好きだったんだ。学校でシャワーを浴びてる時にそれが見つかっちゃってね。
その時も歌ってた。何だったかなあ…何を歌ってたんだろう……あ、Heartの「Alone」だ。
それをシャワーの間歌ってて、聞いてたひとりに兄弟がいたか、バンドを持ってる奴を知ってたんだよ。
かれは僕に、かれらのために歌わないかって言って来て、初めてやってみたんだ。僕は17くらいじゃなかったかな。それから、僕は別のバンドにも声をかけられてね。
それはもう少し大きなバンドで、かれらとは1年くらいやった。トップ40のバリエーションみたいなバンドだったよ。
そして、Conceptionの連中と接触したんだ。
KG:そして、どんな瞬間があなたに、それが単なる趣味じゃなくて、仕事になるだろうと思わせたの?
RK:Conceptionとやっていて時々、僕は、これは自分にとってなかなかに向いてるし、やりたい事だ…とわかることがあったんだ。正確にいつだったかは思い出せないけど。
KG:オペラのレッスンをとる代わりに、メタルバンドで歌うことに集中する…と告げた時、あなたの家族はどんな反応だったのかしら?
RK:僕の母と父は、弁護士とか医者とか、そういうものになってほしがってたから、全くもって不幸だったね。かれらは僕がオペラをやりたがることにも同じだった。サポートしてくれたのは本当に最初の頃だけだったよ。
僕は、家族は僕を駆け出しの頃から大きく支えてくれた、ずっと長いことそうだ、と言わなくちゃいけないんだろうけどね。
今ならかれらも僕たちの成功がわかるだろうけど、かれらの選択肢にはないみたいだ。
これこそ、僕が常に心から欲しかったものなんだけどね。
KG:もし、音楽業界でのキャリアが上手く積めなかったら、今この時点で、どうしていると思う?
RK:たぶん、何かを学んでるんじゃないかと思うよ。心理学と法律を学んで、教えてもいるだろうね。そして何だっけ…コンピュータ・サイエンスもかな。
でも、僕はいつでも歌に戻るね。
心理学を例にとると、僕は半年、学んだことがあるんだけど、ギブアップしちゃったんだ。大変だったからというわけじゃないよ、でも、歌うのはもっと楽しかったからね。
音楽を作るのと、歌うのと、パフォーマンスするのが好きなだけなんだ。
色々なこと
KG:あなたの姓(Khantatat)は、どこから来ているの?
RK:タイだよ。僕の父はタイ出身なんだ。
けれども、面白いことに、僕の姓は本当は「レッドフィールド」になるべきだったんだよ。
KG:どういうこと?
RK:僕の曾祖父は、ボストンから来たアメリカ人だった。かれは医者で、タイにはロイヤルファミリーの仕事をするために移民したんだ。
当時、タイでは白人に対する差別がものすごかった。
そこで、曾祖父はタイの名前を名乗ることを勧められた…というわけで、それがその名前の出自なんだ。
その名前は、曽祖父がタイの王様から賜ったものなんだよ。まあ、たぶん王様が個人的に与えたものだと思うけどね。
何はともあれ、本当は「レッドフィールド」なんだ。ロイ・レッドフィールド、ってわけ(笑)
KG:その名前には、どんな意味があるの?
RK:ちょっとわからない、知らないんだ。
けど、面白いのは「ロイ」と「カーン」には、どちらも「王様」って意味がある…ってこと。不思議だろ(笑)
KG:あなたのステージ・パフォーマンスはすごくシアトリカルだけど、歌っている間のあなたは、完全に違う人に変化しているように見えるわ。
実際に演劇をやろうとしたとか、ミュージカルに出演したとかいうことはあるのかしら?
RK:ああ、ミュージカルは好きだよ。
実際、僕はノルウェイで「レ・ミゼラブル」が上演される時、マリウス役をやろうとしたことがあるんだ。でも、実現しなかった。
主催者がロイヤリティを支払わなかったのが原因で、キャンセルされてしまったんだ。
権利保持者には金を支払うべきなのに、かれらには用意がなかった。だから、中止したんだよ。まあ、それには考えさせられたね。
ここ、ドイツで「ハムレット」の話が来たこともあるけど、その後がどうなったのかはわからないな。他にも、シアターの音楽のコンセプト作りをやってるバンドからそんなような依頼を受けたことがあるけど、それにさける時間がなかったんだ。
だけど、純粋な演劇っていうのとは、かなり異なるね。
たぶんいくらかできると思うけど、実際にやって、僕が今ステージでやっていることよりも少しは上手くできるか…っていうと、それはどうかなあ。
KG:依頼があって、時間が許すなら、やってみたい?
RK:やってみたいね。
まあ、言った通り、実際に「ハムレット」を、と言われたわけだし。でも、やるにはすごく時間がかかるから、僕は断らざるを得なかったんだ。
僕たちはその夏、フェスティバルへの出演をキャンセルされてたって事情もあったし、何よりものすごくギャラがよかったから、引き受けることにはすごく誘惑があった。
だけど、「ご依頼には感謝します、でもお受けできません」という結果になったんだ。
KG:誰もが、あなたがミュージシャンだということを確信してるか、そうみなしているわ。
オンステージのあなたと、オフステージのあなたの、最も大きな違いって何なのかしら?
RK:自分ではわからないなあ。オフステージでは少しカジュアルなくらいかな。
どうかなあ、たぶん、オフステージでは、オンステージの時より、ちょっとユルいんじゃないかな…自分では、そう思いたいね。
KG:ライヴのレビューで時々、あなたがすごく高慢ちきで横柄だと思われてるのを見るわね。
RK:ああ、まあね。何度も聞いたよ。
「人間」と「キャラクター」の間の違いを、わかって欲しいもんだ。
KG:真逆みたいなもの、ということかしら。
RK:そう思いたいね。
僕のベスト・ライヴは、僕が誤解されてる状態でこそ成り立つから…ただ流れに身をまかせることでね。だから、僕が横柄な感じで現れても、それは無意識でやってるんだ。
KG:あなたが自分に関して一番好きな部分と、一番好きじゃない部分をあげてみて。
RK:そんなの整理してみたことないよ。
まあ、自分に関して好きじゃないところは、よく遅れること。別の好きじゃないところは、周りがそれに慣れちゃってるところ(笑)
んーーー、自分の好きなところ????
プレッシャーがあっても物事をすごくうまくやることが出来るのは、とてもいいところじゃないかな…プロダクションの終わりとか、DVD、ビデオ、もしくは他の何でもでね。
ものすごくハードに作業していて「ゾーン」に入ると、全体図と詳細図のどちらにも集中できるんだ。これはすごい強みじゃないかな。
KG:じゃあ、最後の質問よ。あなたはたくさんのインタヴューを受けていて、何度も同じことを繰り返させられるでしょう。中でも一番答えさせられた質問って、何かしら?
RK:うーん、いつもされる質問のひとつは、アメリカにあり続けるバンドとノルウェイ人である僕が、どうやって大西洋をはさんで仕事をしてるか、みたいなのかな。
僕たちは今もずっと、その形で仕事をしてるからね、きみがそれを訊ねてこなくてよかった(笑)
KG:(笑)そうね、あまり訊ねられてない質問ばかりを探して来たのよ。
インタヴューに応じてくれて、本当にありがとう!
インタヴュー:ザンドラ/写真:フランク
courtesy of KamelotGermany
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