- Monday, January 10, 2011 - 11:23 PM
バナーを変えたです。
この絵は、去年のお誕生日ファンドにご参加いただいたみなさんに、お礼として発送したカードに使用しました。
100%Painter(11)です。
光のエフェクトはPSで入れてるんですが、それ以外のことはしてないです。
以前から時々、言っている通り、わたしは細かい絵が好きです。
好きな絵師さんとかあげると、みんなもう、細かい絵を描く人ばっかり。
なので、自分もそういうのが描きたい…とばかりにがんばってきたわけなんですが…。
最近、気がついてしまったのです…。
わたしはどうやら、細かく描くと凡作しか描けない人らしい、ということに…。
ザクザクーーっと描いた絵の方が、ちゃんと絵になってるんですよね。
細かくキッチリ描いた絵は、技術的には素晴らしいんだけど、どーーも、凡作なんです。
それがはっきり出てるのが、あのトレントの絵です。
自分でも、あれがすごいのはよくわかるんです。
でも、何ですごいのか…と言うより、どうやったら描けたのか、それが自分でイマイチよくわからないんです。
ああいう風にすればいいのでは…というヒラメキは、描き終わった瞬間からありました。
あったけど、あまりにさーっと描き上がってしまったので(下絵3時間、デジタル3時間半)、今もその経緯を上手く思い出せないんですね。
そのため、「ああいう風」にするにはどうしていいかがわからず、あの時の感覚をモノにしようと試行錯誤するだけで、一年半が経ってしまいました。
そんな年末、intuos4を手に入れ、Painterをアップグレードしました。
intuos4を使うのは、昨年の100の目標のうちの一つだったので、クリスマスプレゼントでもらいました。
そして、ついでにPainterも。
恥ずかしながら、それまで15年(!)も全く使うことが出来ず、持ってはいたものの(ペンキ缶に入ってた頃から持ってました(笑))、ついぞ起動することすらなかったアプリケーションだったPainterをアップグレードしたのは、ある日ふと、何故かはわかりませんが「今ならPainterを使って描ける」と確信したからです。
ふと思いついて試し描きしてみたら、何だかよくわからないけど普通に使えたのです。
今まで使えなかったのが嘘みたいに、普通に使えちゃったのです。
これがもう、思った通りの線や塗りが、サクサクと。
その体験をした時、「ああ、もうこれでPainterで描ける」と思いました。
そこで今回の絵を描くにあたっては、Painterを使うことにしたのです。
更に「それまで試行錯誤していたことを全て、実践してみよう」と考えました。
つまり、細かく描かない、深追いしないで大きく見て描く、ということを。
絵には絵にしかできないことがある…と考えているわたしにとって、それはとても「絵的な画面を作る」という意味になります。
PainterはPSよりもずっと「絵」に特化しています。
PSでこそできる表現ももちろん存在するんですが、デジタル・ペインティングにおけるわたしの嗜好は、もうずっとPainterでした。
それを何とかPSでできないものか…ともがいていたのですが(どうしてもPainterが使えなかったので(笑))、だいぶ「描く」に近くはなったものの、「塗る」という感覚からは、完全に抜け出せませんでした。
とは言いつつも、振り返ってみると、「Painterを使えるようになるためにPSで修行していた」のかもですが。
とにかく、Painterを使うのならば、今までよりずっと、絵を描く感覚を持ちつつ、絵的なことができる、「塗るではなくて描く」という行為が可能だ…と思ったのですね。
下絵も立ち位置だけを記したような、ラフに毛が生えたようなものを使いました。
なぜかというと、下絵で描きこみすぎると、どうしてもそれに囚われて線を追ってしまい、結果的にそれが「塗る」という感覚につながるように思ったからです。
結果、この絵ができました。
わたしの頭の中にある感じはまだ完全に出せていませんが、PSを使ったものとは大きな差があります。
昨年のカードの絵に使ったアリエルの絵と約1年の差があるんですが…。
もう、並べるとはっきりわかります(笑)
やってみたところ、わたし自身どころか旦那もビックリしたくらい、絵が違ってました。
わたしはいい加減に描いた方が、いい絵が描けるみたい…です。
面白いもんですね。
今回ではっきりと絵に言われたみたいなもんです。もう細かく描くな、って。
あー、ハイハイ。わかりました(笑)
残念ながら、どうも細かい絵は向いてないようですけども、大雑把で大胆な絵は向いているようなので、今年はそっちを追求しようと思ってます。
まあ、まずはわたしの弱点の一つを克服するべく、しばらく練習なんですけどね。
Painterにももっと慣れたいし、かもしまくりまーーーす!
ザクザクっと行きますよ。ザクザクっとね。
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- 古い: わたしやさしくなんかないもの
コメント:2
- wacca January 11, 2011
かもしお疲れさまでした&ブレイクスルー第?段階、おめでとうございます。
私の好みの話で恐縮ですが、長い間、指輪の、ざばーっと描かれてた絵が1番好きでした。勿論、繊細に描き込んだものも好きなんですけれど。
でも途中で、細部や骨格に対する集中力を試行錯誤して養われきたからこそ、今、ざっくりとしたタッチで、でも散漫にならず、かと言って近視的にもならず、描かれているのだと思います。
凡人の見方ながら、この、顔や襟元の輪郭の確かさと、左肩の残し方は、なかなか両立できないように思います。感銘を受けました。
てか襟の後ろの方が雲/気配に埋もれてるのが好きです!異界の者ですねぇ。
これからもザックザクとかもしてくださいませ。- Bliss Appledore January 11, 2011
ご感想ありがとうございまっす!!
っていうかもう、ブレイクスルー第何段でしょうね(笑)ホントに(笑)たくさん越えてきましたが、まだまだありますわ!
実は、指輪の頃の絵も、下絵だけは妙に細かかったりしました。
仕上がるとあんな風なので、描いても意味ねえじゃん…と思ったことも多々あります。それでも止めませんでしたけど(笑)
waccaさんのご意見を聞くに、たしかにその通りだったかもしれません。
決して無駄ではなかったということですね。ありがとうございます。
ずっと見守ってくださっているならではのご慧眼です。
そんなこんなで画力がついたのを「細かく(自分好みに)描けるようになった」と誤解していたので、ここ数年の絵はちまちま系でした。
にもかかわらず、大きくズガーっとやってる部分がヘンに混じってるので、どっちつかずというか、何とも微妙なことになってたようです。
大きく描くのには、実は画力が要るんだな、ということは、今回とても良くわかりました。
ベストな線の位置や濃さ、トーンの置き方…全体を見ることができた上で、その辺がちゃんと理解…というより、つかめてないと、ただ単に雑な絵になってしまいますね。
だからこそ「いきなりは無理だったんだな」と実感しました。
waccaさんのご意見通り、あの一年半は必要な時期だったのでしょう。
襟の後ろにお気づきくださるとは、さすがwaccaさん。
近々、全体図がお手元に行きますので(印刷はそこそこです…申し訳ない)、ご高覧くださいまし!
いつも見守ってくださってありがとうございます。
感謝してます。
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